多くの子供が海が嫌いと感じるのは、初めての環境への恐怖があります。
この記事では、
- 子供たちが海を嫌う具体的な理由
- 我が家の克服した方法
- 段階的なアプローチや遊びの紹介
- 海での楽しい経験の作り方
について詳しく紹介します。
この記事を読むことで、海が好きになる子供が増えたら幸いです。
子供は海が嫌い?
子供たちが海を嫌う理由は多様ですが、小さな子供の場合、未知の環境への恐れがあります。
10代の子供になると、「日焼けが嫌」「海でしたいことがない」などという理由から、海が嫌いなようです。
この記事は、私の経験と合わせての内容になりますので、ここでの子供は2,3歳になります。
2歳の頃、1度海に連れて行ったことがあります。
大喜びするかな、と思いきや「いや、いや、いや」と下りようとせず、しがみつきを強くするばかり。
抱っこしたまま少し海に入っても、遠くにいる小さい子が入っているから大丈夫アピールしてもダメ。
帰ってから母に電話すると「そりゃそうよ。いろんなことがわかるから、海も怖がると。怖いって思ったら絶対入らないよ」と。
確かに、遠くにいた小さな子はお座りができるくらいの頃。
娘より小さいのに、波打ち際に座って遊んでいました。
また、連れて行くならまだ周りのことがわからない小さいうちから慣らさないと、と。
海の広がりや水の音、砂浜の感触など、普段の生活では経験することのない状況に直面することで、娘は不安を感じたのでしょう。
これらを理解することで、親は子供の恐怖を和らげる手助けをすることが可能になります。
海を怖がる理由
感覚の違和感と不安
海の独特な環境は、特に感覚過敏な子供にとって大きなストレスとなることがあります。
波の音の大きさ、水の温度、砂の感触など、普段触れない自然の要素が恐怖や不安を引き起こす原因となることがあります。
これに対応するためには、徐々に海という環境に慣れさせることが効果的です。
初めての経験としての恐れ
多くの子供にとって、海は初めて経験する大きな自然体験です。
広大な水面と開放的な空間は、新しい発見とともに不安を伴うことがあります。
初めての海水浴は特に、予期せぬ出来事が恐怖を増大させる要因となることが多いです。
親が積極的にサポートし、ポジティブな体験を積み重ねることが、子供の海への恐れを減少させる鍵となります。
無理強いは逆効果です。
子供は海が嫌い?克服するための準備
私の場合の克服例なので参考になれば嬉しいです。
海を眺める
海で泳ぐ場所ではなくていいので、海の近くに行ったら「きれいだね~」「きらきらしてるね」と海の様子を眺めます。
実際に海を見ながら話すと、少しずつ興味が出てくるようです。
海に入る話はしません。
お風呂で浮き輪を使う
お風呂の中で泳ぐことはできませんが、上に乗って浮くことができます。
十分ぷかぷか浮いて楽しんだところで、「海だともっと楽しいよ~。今度海に持って行く?」と誘います。
海ではなく、浮き輪に乗りたくてお風呂に行きたがるようになりました^^;
あった方が良いアイテム
海での活動には、子供が安心して遊べるような特定の道具が必要です。
例えば、浮き輪やライフジャケットは水の中での安全を保証します。
また、水中メガネやビーチ玩具も、海との親しみを深めるのに役立ちます。
これらのアイテムを事前に準備することで、子供が海に対する恐怖心を減らす手助けになるでしょう。
水に入れるようになったら、楽しく遊べるように座れる浮き輪があるとベストです。
最初は波打ち際に置いて座って、やって来る波に流されて遊ぶと喜んでくれました。
慣れてきたら少しずつ深いところへチャレンジしていきます。
ただ、どんなアクシデントがあるか予測できませんので、必ず一緒に遊んで目を離さないようにしてくださいね。
海に入るならこれはあった方がいい、というか必須ですね。
要はライフジャケットのようなものです。
浮輪と異なり空気を入れる必要がなく、表面に穴が開いても浮き続けることができる構造になっているそうです。
砂場で目いっぱい遊べるように、いつもとは違ったおもちゃがあると大喜びします。
最初は自前の砂場遊びセットを持って行きました^^
少しいるだけでもすぐに焼けます。
うちの娘、すぐに黒くなりました(涙)。
日焼けして痛がらないように、着させてあげてください。
子供は海が嫌い?我が家の克服した方法
海に慣れるためには、楽しい遊びを通じて徐々に海水浴を経験させることが重要です。
つまり砂遊び!
海のそばだと嫌がるので、娘が立っている位置よりも海に近いところに砂場セットを広げて、山を作ります。
作っているとすぐに娘も来て、一緒に山づくり。
何個か山りながら、海に近づいていきます。
そして、お山から溝を作って海につなげます。
波が来た時に、水がそこを通っていくと感動の声を上げてくれました。
波が弱くても問題ありません。
「もう少し近づこう!」と誘って波打ち際まで近づくと、やりたい欲求に勝てなかったのか近づいてくれます。
穴を掘って池を作ると、「やる~」とさらに近づいてくれました。
次は海に入って、じょうろに海水を入れてあげて山にかけます。
海水がかかって固まっている部分と、そうでないさらさらな部分ができて、面白そうにぺたぺたショベルで叩いていました。
砂に水をかけると固まることを伝え、海水をどんどんかけます。
じょうろから水がなくなったら、最初は海水を自分で入れに行き、少しして「〇〇も一緒にお水取りに行ってほしいな」とお願いします。
海に入るまでは来ませんでしたがすぐそばまで来てくれるので、濡れた砂を足にかけてあげます。
波が来るとそれを少し崩してくれるので、「わあ~」と声を上げてくれます。
もっと近づくと足にかけた砂が全部波に崩されることを実演させ、海の中に誘うと、足の甲がつかるくらいのところまで来てくれました。
すると、波が打ち寄せたり引いたりする感覚が楽しいらしく、しばらくすると慣れてきたのか、手をつないで海に入ってくれました。
しばらく一緒に歩いていると、浮かんでいたスコップで底の砂をすくい上げては海に落とすことを繰り返し、一人で動き回るようになりました。
帰るころには「もっと遊ぶ!」と渋るほど海が気に入ってしまいましたよ。
簡単な砂遊びから始め、次第に浅瀬でのパドリングや波打ち際での遊びを加えていくと良いでしょう。子供が海と自然に親しむことで、徐々に恐怖心を解消していくことが期待できます。
子供は海が嫌い?楽しい記憶を作ろう!
海の恐怖を克服するには、段階的に海との接触を増やしていくことが効果的です。
最初は海に入ることは目的にしません。
今回、娘には砂遊びがヒットしましたが、他にも色んな遊びができます。
例えば、海に沿って散歩したり、貝や流木を探しまわったり、浜辺での宝探しゲームをするのもおすすめです。
海岸のピクニックをするだけでも、海を楽しむ記憶を作ることができます。
まずは海の環境に慣れさせてあげます。
そして慣れてきたように感じたら、波打ち際に立って波の打ち引きたり、水しぶきを立てて遊びます。
この段階的なアプローチにより、海に対する肯定的なイメージが育ち、自然と海嫌いを克服することに繋がるでしょう。
また、親が一緒に海で遊ぶことで、子供は安心感を持ちやすくなります。
子供と海まとめ
子供が海を嫌いなのは、普段見ない光景、感じない空気、波の音など道の環境に恐怖や不安を感じるからだと思います。
海の楽しさを子供に伝えることで、彼らの恐怖を克服する大きな一歩となります。
海がもたらす無限の遊びや学びの場を通じて、子供たちは新たな発見や冒険の喜びを経験することができます。
このポジティブな視点が、海への恐怖を興味と好奇心に変える助けになるでしょう。
海ではいつもと違った遊びができるんだよ!と一緒に体験していくことで次第に恐怖は興味に代わっていきます。
一緒に砂の城を作る、波打ち際で遊ぶなど、子供が安心して海と触れ合えるような活動を提案します。
また、海の日や海洋教育のイベントに参加することも、海への好奇心を高める良い機会です。
夏を子供と海を楽しむために、この記事が参考になれば幸いです。
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