梅雨の時期、玉ねぎが腐るのは雨と暑さによる高温多湿な環境になってしまうためです。
この記事では、
- 腐った玉ねぎの特徴
- おすすめの保存方法
について紹介しています。
梅雨に玉ねぎが腐らないように対応する手助けになれば幸いです。
玉ねぎが梅雨に腐る原因
玉ねぎが梅雨期に腐りやすくなる主な原因は、高温多湿になるためです。
玉ねぎは1年中販売されていますが、旬は冬なのです。
適切な保存環境は、温度0~10度、湿度50~70%くらいなのです。
そのため、雨が多く、湿度が非常に高くなる梅雨は、玉ねぎが腐りやすい状況が生じます。
新鮮な玉ねぎは、表面の茶色い薄皮は乾燥して、固く締まっています。
食べられない状態は見た目からわかりますが、どのように腐っているかでその特徴は異なります。
全体が腐っている特徴
- 異臭がする
- 触ると柔らかい
- 汁が出ている
このような特徴が見られたら、玉ねぎ全体が腐り始めているので、食べずに捨てた方がいいです。
上から見たとき、中心部や軸のあたりを推して柔らかさを感じたら、玉ねぎ全体が腐っていると考えていいでしょう。
一部が腐っている
- 玉ねぎをカットすると、一部だけ茶色く変色している
- 茶色い薄皮やそのすぐ下に黒いススのようなものがついている
玉ねぎを切ると、一部だけ茶色く変色していたことがる人は少なくないでしょう。
これは玉ねぎ自体が病気にかかっているのかもしれません。
ただ、変色している部分を取り除けば食べられます。
また、茶色い薄皮やそのすぐ下に黒いススのようなものがついていたら、それは黒カビです。
こちらも皮をむいて、この黒い部分が洗い流せれば食べられます。
しかし、白い可食部にまで黒カビが生えていたら、食べずに処分することをおすすめします。
玉ねぎは梅雨に腐る?おすすめの保存方法紹介
常温保存
常温保存する場合、日の当たらない風通しの良い場所に保管することが重要です。
適切な乾燥を行うことで内部の余分な水分が減少し、腐敗を防ぐことができます。
吊るして保存する場合
ネットやストッキングに入れて吊るすと、通気性が良く保存できるのでおすすめです。
まとめて入れると接触面から腐る場合があるので、結び目を作って一個ずつ入れておきましょう。
腐るのを防げるだけではなく、玉ねぎ自身の重さで傷むのを避けられます。
また収穫後の玉ねぎは、ひもでくくって吊り下げて保存することもできます。
ケースに保存する場合
風通しのいい場所に、かごや段ボールを置いて保存する方法もあります。
その際は底に新聞紙を敷いて玉ねぎを置きます。
面倒ですが、1個ずつ包むとなお良いです。
新聞紙が湿気を吸ってくれます。
玉ねぎは層にならないように一層に広げて保管すると良いです。
湿気を避けていれば、常温で1~2か月保存が可能ですが、その間こまめなチェックが必要です。
冷蔵保存する場合
高温体質になる梅雨や夏は、冷蔵保存がおすすめです。
冷凍保存する場合
大量に玉ねぎがある場合は、冷凍保存もできます。
保存の目安は、1ヶ月ほどになります。
シャキっとした食感は失ってしまうため、生で食べる料理には不向きです。
冷凍する際、料理に合わせてカットしておくと、冷凍のまま調理できるので便利です。
冷凍するとぶよぶよになってしまうこともあります。
こちらの記事を参考にしてください。
換気と湿度管理
保存場所の湿度と温度を適切に管理することが重要です。
湿度が高い場所では玉ねぎが腐りやすくなるため、換気を良くして湿度を控えめに保つ必要があります。
場合によっては、除湿機を使用することも効果的です。
冷蔵保存する場合
梅雨は高温多湿になるので、玉ねぎが傷みやすくなります。丸ごと保存する場合、1個ずつ新聞紙にくるんでビニール袋に入れておきます。
袋の口は軽く結びましょう。
玉ねぎまとめ
玉ねぎが梅雨に腐りやすいのは、高温多湿な時期であるためです。
カットして一部茶色ければ取り除き、表面の黒カビは水で洗い流せれば食べて問題ありません。
しかし、異臭・柔らかい、汁が出ているような場合、玉ねぎ全体の腐敗が進んでいる可能性があるため、食べずに捨ててしまいましょう。
保存する際は、日の当たらない風通しのいい場所に、吊るしたり、段ボール箱などに重ならないようにして保存しましょう、
常温保存が基本ですが、高温多湿な梅雨や夏場は腐敗が進みやすいので冷蔵室での保存や冷凍保存がおすすめです。
野菜室は湿度が高いため、玉ねぎの保存には不向きです。
この記事を読んで、美味しく玉ねぎを保存して料理する参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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